耳をすますナツメグ

だれもみてない、ほら、いまのうち

2018-01-01から1年間の記事一覧

記録の記録 2018

読書 本を読みながらのメモはアプリ「ビブリア」を使っている。 Amazonのデータベースと連携していて、自分の読んだ本リストをアプリ内に作ることができ、本ごとにメモと感想を記録できるのが便利。 biblia-app.tumblr.com 以前は付箋を使っていたけど、これ…

手帳の使い方 2018年→2019年

2018年の初め頃、今年の手帳の使い方についての決意をブログに書いていた。 一年使ってみて、思ったとおりにいったところ・うまく書けなかったところ、使い方が変わったところがある。来年以降も、自分の人生と欲に寄り添う道具として使い方はすこしずつ変わ…

2018年10月~11月に読んだ本

10月~11月のすごし方 10月から帝国劇場で上演されているミュージカル〈マリー・アントワネット〉に熱中している。帝国劇場にほど近い書店日比谷コテージでは常に上演作品のフェアが開催されており、10月に読んだマリー・アントワネット関連の2冊はそこで求…

ミュージカル〈マリー・アントワネット〉11月17日昼公演 感想

ミュージカル〈マリー・アントワネット〉11月10日昼公演 感想

本日のキャスト(敬称略)マリー・アントワネット:花總まりマルグリット:昆夏美フェルセン伯爵:田代万里生ルイ16世:佐藤隆紀

「不毛」と「生きる」

先日、映画館のナショナル・シアター・ライブで『イェルマ』を観た。イェルマとは、スペイン語で「不毛」の意だという。子どもを持つことを決めた事実婚の女性が思いがけず不妊に悩み、その決断は次第に渇望となり、彼女の人生を蝕んでいく、という話。 わた…

ミュージカル〈マリー・アントワネット〉10月27日夜公演 感想

本日のキャスト(敬称略)マリー・アントワネット:笹本玲奈マルグリット:昆夏美フェルセン伯爵:古川雄大ルイ16世:佐藤隆紀

ミュージカル〈マリー・アントワネット〉10月14日昼公演 感想

二日連続でマリー・アントワネットを観る。前日とはダブルキャストの配役が全員異なっていた。キャストが違ったためか二回目ゆえの余裕か、前日には聞こえなかった台詞が聞こえてくる。 アントワネットは愛人フェルセンとの逢瀬にあたってプチ・トリアノンの…

ミュージカル〈マリー・アントワネット〉10月13日夜公演 感想

帝国劇場は〈1789〉ぶりである。ひんやりした気候が過ごしやすい季節になったので、秋物ブラウスとスカートを着て劇場へ出向くのも心が弾む。普段はユニクロのパンツと数年前のセールで買ったシャツで通勤しているわたしも、身に纏う洋服で気分は変わるもの…

自動朔転機とはなにか

食べることにこだわりがないので、毎晩同じものを作って食べている。とにかくご飯は炊いておき、自分の扱える範囲で目についた野菜(キャベツ、パプリカ、たまねぎ、ぶなしめじ…)と豚肉、たまごをスーパーで買う。そしてこれらをフライパンに投入し、中華顆…

2018年9月に読んだ本

9月のすごし方 海外旅行へ出かけて48時間飛行機にカンヅメになっていたり、外に嵐が訪れたりしたので読書時間はまあまあ取れた月だったと思う。平日は昼休みに公園で本が読める気温になってきたのが嬉しい。これがあるのとないのでは、精神の安定度合いがず…

なぜわたしは運動を習慣化できないのか。

今年も六割がすぎようとしている。毎年の目標に「運動を習慣化する」というものを掲げているわたしだが、これだけは何年経っても達成できる気配がない。いい加減なんとかしたいので、改めてできない理由を考え、自己反駁することで打開策を見つけてみたいと…

2018年8月に読んだ本

近況 夏はきらいだが秋は好き。毎年8月の終わりくらいになるとZARAで挑戦的な服を買い、一度か二度しか着られないうちに本格的に寒くなってくる。平日は労働して週末は人と会い、 身だしなみと家の中をきちんと保つことに必死で毎日生きている。 8月の読書…

2018年7月に読んだ本

近況 記録的猛暑に天変地異、ただでさえ毎日ぐったりとしてしまう夏なのに、最近は毎日残業前提で仕事をすることになったので毎日眠い。夏休みはありません。小学生のわたしに教えたら絶望しそう。 それなのに8月頭に発売された『世界樹の迷宮X』というゲー…

『シークレット・ガーデン』の思い出

結婚するということは、一方が先に死ぬのを見送るということだ。そのことに気がついたときから、そんな決断をできた両親のことを見る目が変わっていた。そしていま、死ぬまで一緒にいたいと思える人がわたしの人生にも現れて、だからこのタイミングで出会え…

ル・プリアージュについて

ロンシャンのプリアージュに出会ってから、わたしのかばん人生は大きく変わってしまった。毎日仕事場に通う場合に使うバッグとして、プリアージュ以外もう考えられない。 プリアージュとは何か。都市圏の駅などで朝や夕方の通勤時間帯に道行く女性を見ている…

身体に振り回されているなあ、と今月も思う。

お腹が痛いが気分は晴れやか。少なくともきのうまでに比べれば。 先週は最悪だった。何をしても楽しいと思えない。客観的に見れば何不自由ない幸福な生活なのはわかっているが、生きる意味が分からない…などと、考えても仕方のないことを職場のトイレで延々…

2018年6月に読んだ本

6月は仕事で新しい役割を担う立場になり、キャパシティがいっぱいいっぱいになっていた月。平日の夜は気晴らしのため、大好きなミュージカル「エリザベート」のDVDや動画をずっと観ていました。影響されて読む本までハプスブルグ家に。 6月の読書メーター読…

2018年上半期 観劇の思い出

今週のお題「2018年上半期」 読書メーターでやっている定期的なまとめ記事を観劇でもやってみたら、思い出の整理に良いのではないかと急に思いついたのでブログに書いてみる。 ---------------------------------------------------------------------------…

2018年5月に読んだ本

毎年5月は仕事が忙しくなるのと気温が上がり始めるのとで、土日はぐったりしている。一日中家でごろごろしていられる時間は贅沢だが、生理前後は血のめぐりが悪いのか頭が痛くなることも多い。ひとりで生活するとは自分の身体に振り回されることなのだろう…

「1984」新国立劇場小劇場

[以下の文章は作品の内容に触れているため、これから鑑賞される方の妨げとなる可能性があります。]

2018年4月に読んだ本

4月の読書メーター読んだ本の数:7読んだページ数:2749読む本にも、現在の関心が如実に現れてきたような気のする今月。自分の中と外とで、価値観が変容しつつあることを肌で感じる今日この頃です。 パノララ (講談社文庫) 作者: 柴崎友香 出版社/メーカー: …

「5DAYS 辺境のロミオとジュリエット」4月4日(水)19時公演

小劇場には行ったことがないが、「KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ」というところは、わたしにとっては小劇場に感じられた。いや、たぶん本物の小劇場というところは、たぶん下北沢の地下とかにあって、たぶんお客さんは演者の知り合いとか知り合いの知り合い…

2018年3月に読んだ本

3月も読書メーターさんにお世話になりました。読んだ本の数:7読んだページ数:2409 蜘蛛女のキス (集英社文庫) 作者: マヌエル・プイグ,野谷文昭 出版社/メーカー: 集英社 発売日: 2011/05/20 メディア: 文庫 購入: 1人 クリック: 8回 この商品を含むブロ…

日比谷シャンテにある本屋さんに行った。

日比谷シャンテ、ネットでミュージカル情報を求めているときによく見かける名前だったのでなんとなく憶えていたが、昨年まで東京に住んでいなかったわたしは、シャンテのことをさほど気に留めてはいなかった。だがこのたび、好きな作家の川上未映子さんがト…

宝塚花組「ポーの一族」千秋楽ライブビューイング

萩尾望都さんの漫画に初めて触れたのは成人して数年経ってからで、定期的に読みたくなってちょこちょこと文庫版を購入してはいたものの、おそらく多感な少女時代に出会ったファンの方と比べるとわたしは『ポーの一族』への思い入れはあまりないほうだと思う…

じつはわたしは伝えることに興味がないのではないか

新卒で入社した会社で働き始めてもうすぐ六年になる。 自分が社会人何年目なのか、考えても分からなくなったのは五年目を過ぎたころからだ。新入社員だったころなんてまだ昨日のことのようなのに、気がつけば同期は半分くらい転職しているし、職場にいる若手…

シェイプ・オブ・ウォーター

以下の文章は、映画の詳細な内容に触れている可能性があり、当該映画を鑑賞されたことのある方が読まれることを前提に書かれています。

「ブーリン家の姉妹」シリーズの続刊翻訳を祈る会

フィリッパ・グレゴリー著「ブーリン家の姉妹」シリーズにハマっている。いや、正確にはハマっていた。日本語訳本が4冊しか出版されていないので、英語が不自由な私はそれ以上読み進めることができず、腹いせにこの記事を書いているのである。 「ブーリン家…

2018年2月の読んだ本

年明けから読んでいた「ブーリン家の姉妹」シリーズ続刊にハマった2月。去年から録画しっぱなしの海外ドラマ「クイーン・メアリー」もシーズン2から視聴再開したし、ドロドロ昼ドラ系宮廷ロマンスばっかり摂取している。 しかし去年「レディ・ベス」や「怖…