耳をすますナツメグ

だれもみてない、ほら、いまのうち

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

再読 ダフネ・デュ・モーリア『レベッカ』〜レベッカは悪女なのか問題

突然気が向いて『レベッカ』を読み返していた。夜の時間、家にはひとり、窓から入り込むひんやりとした風を感じながらぞくぞくするような世界に没頭する読書。幸せ。そしてこの本やっぱりものすごく面白いです。 レベッカ (上) (新潮文庫) 作者:ダフネ・デ…

バッグの中身〜ひとりでお出かけ編

在宅勤務・休日はほぼ子どもと公園・出不精、と三拍子そろった生活をしているわたしが、まれに一人でお出かけする場合のバッグの中身。 出産したら子どもとお出かけするときのバッグの中身編を書くんだ…!と意気込んでいたことも今や昔、2年前に書いたのと大…

好ましからぬオリーヴに寄り添いたくなる『オリーヴ・キタリッジの生活』

これは再読。同著者エリザベス・ストラウト『私の名前は、ルーシー・バートン』が最近文庫化され、ポチったのが届くまでの間に読み返したのだが、前よんだとき以上にしみじみと沁み入ってしまった。たぶん年を重ねるごとにより沁みる本になると思う。 アメリ…