耳をすますナツメグ

だれもみてない、ほら、いまのうち

劇場

インディセント(松竹ブロードウェイシネマ)

1907年ポーランドで、ひとりのユダヤ人作家がイディッシュ語で著した戯曲『復讐の神』。実際に存在するこの戯曲が、時代を変え場所を変え演じられ、そしてなぜ忘れられてしまったのか。作品と社会をめぐる物語だった。 broadwaycinema.jp 『復讐の神』はブロ…

韓国ミュージカルOnScreen「マリー・アントワネット」

2018年に日本で公演されていたときにどハマりして何回も劇場に通ったため、個人的に思い出深い作品。(2021年にも再演されていたはずだが妊娠中かつコロナを恐れていたこともありあまり観に行けず、記憶がない…) 今回映画館で上映されている韓国上演版は、…

2025年7月に読んだ本とか

最近のようす 辛いものを食べまくっていたら久しぶりに痔になり、くるしんでおります。こうも暑いと辛いものが食べたくなるけど、みなさん刺激物の取りすぎには気をつけましょうね。 写真は新潮文庫買ったらもらえたしおり 最近のようす 小説 『割れたグラス…

韓国ミュージカルOnScreen「エリザベート」

楽しんだ!もういろいろな意味でわたしは生の舞台を見に行くことはしばらくないと思うけど、エリザベート、やっぱり面白いですよね…。わたしが一番ハマって親と思っているエリザベートはDVDにもなっている2016年日本版ですが、比べても随所の味付けが結構違…

2025年6月に読んだ本とか

最近のようす 6月下旬からこちら、仕事に追われてしまっている。夜な夜な在宅作業しながら「時短勤務とは……」と思い、夢の中でも仕事の課題のこと考えて朝起きた瞬間げっそりする。こういうときは読んだ本も中短編やエッセイが多くなりますな〜 それでもブロ…

ミュージカル「二都物語」@梅田芸術劇場メインホール

10年ぐらい前に原作を読んだものの内容は全部忘れた…とおもっていたが舞台観てるとなんとなく思い出すものですね。最近はミュージカル情報もあんまりチェックしてなかったのだけどある日何気なくTwitterを開いたらたまたま東京初日で、フォローしている人が…

2025年5月に読んだ本とか

今月はエッセイの比重多め。ずっと本読んでたいのに細切れしか時間がないよ…みたいなときに少しずつ読めるからありがたいです。今の仕事、昨年の11月ぐらいからずっと全力疾走で坂道を登りつづけてるみたいな感じで、まあ保たないので実際には所々で息は抜い…

ミュージカル「ウェイトレス」@梅田芸術劇場メインホール

サラ・バレリスが以前から好きで、パイの形のCDも持っていたので楽しみにしていました。わたしは20代のころ眠れなかった夜を何度彼女の歌に救われたかわからない。あのロングトーンを高畑充希の透明感のある声で、日本語で聴けて幸せ。 She Used to Be Mine …

ミュージカル「イリュージョニスト」

クオリティの高さについては申し分ないにもかかわらずこれがNOT FOR MEか、と奥歯を噛みしめる作品であった……好きじゃない話すぎて逆に原作がどういうものなのか気になる。 一応ネタバレ禁止といわれている作品だそうなのでこの先をお読みになる方は注意して…

2025年3月に読んだ本とか~フィクション編

3月の読んだ本、いろいろ書いてたら長くなってしまったので2つに分かれております。 小説 『春のこわいもの』川上未映子 『水曜生まれの子』イーユン・リー 『聖伝』シュテファン・ツヴァイク 新書 映画 ウィキッド ふたりの魔女 舞台 ミュージカル『SIX』…

ミュージカル『SIX』日本キャスト版

1回分しかチケット取らなかったのと大阪初日にしてたの、本当に後悔しました…(まだ客席に様子見の空気が漂っており)。それでもめちゃくちゃぶちあがり、観劇してしばらくはQUEENたちになりたすぎて目元ギラギラ肌つやぴか髪の毛もピンクとか緑にしたいし硬…

映画「ウィキッド」(前編)

とにかく2幕早く!!という気持ち!!!!観にきた人みんなこの3時間近く映画がっつり観てエルファバとグリンダの決意をしっかり見守ったあげく「つづく」ってなるって分かってたのかな??大丈夫ですかね? ▼以下、かなりネタバレ

劇団四季「ウィキッド」@大阪四季劇場12月

わたしのウィキッド初見はこれということにします。待望のウィキッド観劇、実は数年前に四季の再演が待ちきれずにブロードウェイで観劇したことがあるのですが、英語がわからなかったことと、観客があまりに観光ナイズされていたこともあってエルファバの感…

2024年10月に読んだ本とか

今月のようす 突然Duolingoというアプリにハマり、隙間時間にちまちまやっていました。きっかけははてなブログで購読してる旅好きの方がduolingoで好きな国の言語を学んでるというのを読んだことだったけど、わたし自身は直近で海外旅行の予定もなければ、仕…

2024年9月に読んだ本とか

もし初対面で読書好きの人と話す機会があったとして、「どんな本読むんですか?」よりも「積読ってしますか?」と聞きたいと思ってしまう今日この頃。 というのも今月読んだ『三人の逞しい女』、ふと奥付けを見たら2019年初版のものを買っていて、刊行すぐ買…

2024年8月に読んだ本とか

最近のようす 夏休みは沖縄に行って海を堪能していました〜。わたしはアウトドア苦手そうないでたちをしており、夫にすら意外と言われるけど海は好きです。山と違って何も達成しなくても楽しめる自然。仕事量も落ち着いていたしゆったりした気持ちで過ごせた…

音楽劇「ライムライト」@シアタードラマシティ

かつての人気芸人の落ちぶれた後の人生を描いた、晩年のチャップリン映画をもとにした音楽劇。前回(2019)はじめて見たときに胸に刺さってびっくりするほど泣いてしまい、再演すると知ってすぐにまた観に行くと決めました。石丸幹二さんの朗々とした豊かな…

ミュージカル「この世界の片隅に」

アンジェラ・アキのファンなのと昆夏美さんが出てるというので観に行きました。しかし実はあんなに有名な映画も漫画原作も未見だったので1幕は若干話についていけず…。予習が必要な作品だったのか…… 基本的にずっと音楽が鳴ってるのと、回想から始まる構成で…

舞台「オデッサ」感想

漫才にしてもコメディにしても、わたしはテレビでみるより絶対劇場という箱の中で観る方が没入して思い切り笑えて満足感が高い、と思っているのですが、まさにそれを実感した舞台でした。観客の笑いに包まれて一体となった笑いがまた渦となり、受け止めた演…

2024年1月に読んだ本とか

最近のようす お正月休みが終わって仕事が始まったとたん読書がはかどらなくなり、風邪をひいた。身体に悪い労働。でも休み中うじうじ悩んでいたことがスッキリしたので「やることがある」ということそのものは、わたしにとってはいいのかもしれない。 1月中…

2023年9〜10月に読んだ本とか

この2ヶ月はしょうもない悩み事&検索に時間を溶かしていて(人生に関わったり心が重くなるような種のものでは全然ありません、念のため)、全然本を読んでなかった……。なんかそんなタイミングでした。この隔月の記事もスキップしようかな〜とも思ったけど…

ミュージカル「アナスタシア」2023年10月@梅田芸術劇場メインホール

ねんがんのアナスタシアを観ました。コロナ 禍初期の頃に持っていたチケットが消えてしまっていたのだ……。山本耕史のグレブ見たかったなあ…… 大変うるわしい演出と音楽に満足な観劇であったのですが、ストーリーとしてはこれが初見とするのではなく、事前に…

スリル・ミー 私:尾上松也/彼:廣瀬友祐 @サンケイホールブリーゼ

いつものことながら、以下ネタバレ記述がある感想文となりますので、未見の方はお読みにならないことをおすすめします。 youtu.be 今回のスリル・ミーは観られるとしたら1回だけと思っていて、前方席が当たった回で観ました。間近で観る廣瀬彼、視線の圧がす…

「ある馬の物語」2023.07.23. @兵庫県立芸術文化センター中ホール

馬のようにふるまう人が、人のようにふるまう馬のように見えてくる。たった4本のサックスで奏でられる音楽が、まるで馬のいななきのように聴こえてくる。ダンスが「馬というもの」の表現であると同時に、ひとりひとりの個性や性質をも表しているのも楽しい…

NTLive オセロー(2023)

わたしはシェイクスピアのなかではオセローが結構好きだったということを思い出した。なぜかというとストーリーがわかりやすいからだ。とにかく邪悪な黒幕がひとりいて、その人物の動きを追っていると話がわかる。しかもその悪人が自分のたくらみを観客に向…

『ラビット・ホール』@森ノ宮ピロティホール

2歳のこどもがお昼寝に入ったのを見届けてから家を出る。森ノ宮ピロティホールへ、『ラビット・ホール』。 前情報をあまり調べていなくて、こういう題材だと知らずに観に行ったのだけれど、扱っているものごとの苦しさの一方で、良いものを観た満足感に包ま…

ミュージカル「マリー・キュリー」感想

ミュージカル「マリー・キュリー」を観てきた。 ※以下、いつものように詳細な内容に触れる記述になるため未見の方は読むことをおすすめしません mariecurie-musical.jp 全てが最後のクライマックスに向けてのために存在しているような話だったなーと思う。屋…

2023年1~2月に読んだ本とか

読んだ本 シャーリイ・ジャクスン『くじ』 くじ (ハヤカワ・ミステリ文庫) 作者:シャーリイ・ジャクスン 早川書房 Amazon シャーリイ・ジャクスンは心の奥にひそむ孤独感や邪悪さを淡々と(まるでよろこばしいことでもあるかのように)書く筆致が好きで少し…

キンキーブーツ2022

半年ぶりくらいで劇場に訪れて、この作品が大変広く深く愛されているのだという熱気をひしひしと感じた。 あたたかい愛に満ちた素晴らしい感想がすでに世の中にたくさんあるので、それを読むだけでも満足してしまって、改めて何か書こうとしてもうまく書けな…

ミュージカル「蜘蛛女のキス」@シアタードラマシティ

原作を読んだときには、牢獄につながれているモリーナが映画のストーリーを語る二重構造にが小説を読む喜びを味わわせてくれたという記憶がある『蜘蛛女のキス』。 そのあたりの構成が、舞台は舞台ならではの演出で表現されていて、そのままモリーナという人…