2017-01-01から1年間の記事一覧
わたしのインターネット人生は腐女子へのあこがれとともに始まった。それは2002年前後のことで、なにげなくそのころ好きだった児童文学のタイトルを検索すれば大人のお姉さんたちがやっている二次創作ファンサイトにたどり着いた。現実世界よりも物語の中の…
9月に最も印象に残っている出来事はジャベールの前で手をひろげるようにして彼を逃がした福井晶一さんのジャン・バルジャンの歌声がひどく優しく、包み込まれるようなあたたかさで涙を誘ったことだ。 これまでレ・ミゼラブルを観たことはあったが、これほど…
9月の読書メーター読んだ本の数:3読んだページ数:1555ロリータ (新潮文庫)の感想私の中のフェミニスト的な者がハンバートに抗議の声を上げるよりも先に、他者を性的対象として見る人間としての目が彼に同化していました。変態男であり、エゴのために少女の…
春も終わりに近づき、日本では2月に公開された映画『ラ・ラ・ランド』のブームも落ち着いてきたように思えるが、いまだに私は『ラ・ラ・ランド』のサウンドトラックを音楽聞き放題アプリで流しながら毎朝出かける支度をしている。特に「Another Day Of Sun…
4月は中旬に資格試験を受けるための勉強をしていたり、残業を30時間くらいしていたわりには、量を読めた方だと思う。 GWはハムレットとスヌーピーの観劇予定がある。ふり幅がすごいがどちらもものすごく楽しみだ。 4月の読書メーター 読んだ本の数:7 読ん…
3月は『八月の光』に多くの時間を割きました。 失敗したなあと思ったのは、この本を通勤時の「持ち歩き本」にしてしまったこと。 電車や昼休みなどの細切れの時間に少しずつ読み進めるというよりは、 ソファの中に身をうずめてじっくりと読めるタイミングに…
以下の文章には内容に触れる詳細な記述を含むおそれがあります。
年末になるとその年に読んだ本の感想の記録を一つの記事にまとめています。 読書記録には読書メーターというWEBサービスを利用しています。 読書メーターはTwitter同様、一度に投稿できる文字数に制限があり、制限字数以上に書きたいときはコメント欄にまで…
以前は自分の好きなものを批判している人を無条件に憎んでいたし、自らを優位に見せるために他人を叩く人のことは今でも憎んでいるが、 自分が見る目のない分野について、信頼できる先達の意見を傾聴することも大事だと思うようになった。 もちろん誰の話を…
晴れた休日に外に出たら春が始まっている気がして、新しい靴が欲しくなった。 靴箱を開けてみたら古い靴がいっぱいで、新しいものが入るスペースはなかった。 私は他人が自分の持ち物について語る言葉を聞いたり読んだりするのがとても好きなのだが、 自分の…
今の職場で働き始めてもうすぐまる4年になるが、いまさら社内バッグを持とうか迷い始めている。 環境の変化があったとかいう理由ではない。職場は定期的に席替えがあるものの、流行りのフリーアドレス制などは全く採用される気配がない。仕事に必要な筆記用…
以下の文章はミュージカル〈フランケンシュタイン〉に関する詳細な記述を含みます。 -----------------------------------------------------------
観るたびにのどの奥に大きな塊がつかえたようになる作品だ。 冒頭、幕の向こうに透けて見える雑踏の中で呆然と立ちつくす白い服のキム。不安でいっぱいになりながらこの得体の知れない「世界」というものにたった一人、踏み出していかなければならなくなった…
あけましておめでとうございます。 昨年の読書メーター投稿のまとめです。 毎年、一年に100冊の本を読むという目標を掲げてはいるのですが、達成できたことがありません。 2016年は72冊だったみたいです。 (読書メーターにはコミックスを2冊登録しているの…