読書
屍衣にポケットはない/恐るべき緑/わたしたちの不完全な人生へ/五月 その他の短編/翻訳はおわらない/エンジェル エンジェル エンジェル
『砕かれた四月』が面白かったーと書いていたらコメントでこちらもおすすめしていただいて早速。独裁型官僚社会を経験したアルバニア人作家による作品で、勤労会社員にとっては身につまされる。 イスマイル・カダレ、もっと読みたいと思ったら同じような思い…
エデンの東/福音派/ダンシング・ガールズ/掌に眠る舞台/バーナード嬢曰く。
雪/砕かれた四月/彼らは廃馬を撃つ/母娘短編小説集/雪の練習生/短くて恐ろしいフィルの時代/絶対泣かない(山本文緒)/「なむ」の来歴/小説的思考のススメ
雪(パムク)/砕かれた四月/彼らは廃馬を撃つ/母娘短編小説集/雪の練習生/短くて恐ろしいフィルの時代/絶対泣かない(山本文緒)/「なむ」の来歴
ミュージカル「イリュージョニスト」の原作というのをきっかけに知り、図書館でみつけて読みましたが……これは、完全に別物だー!! 舞台はこの短編に着想を得てモチーフを借りただけの別の物語だった。舞台版に出てきた公爵令嬢ゾフィは原作には存在もしてお…
今年読んで印象的だった本について。おすすめ本とかベストブックの選出みたいなのがいつも難しくて、今回はざっくりふりかえるので個人的な好みの開陳、本好きの雑談みたいな感じで流し見ていただければと思います。 ハン・ガン イーユン・リー リュドミラ・…
今月はいよいよ積読棚が入らなくなり、棚を耕していたら*1、8年ぐらい積んでいた本を発見。読み始めたら止まらなくてそのまま一気読みしました。積んでいたかいがあったな~。さてどの本でしょうか。 小説 『ピュウ』キャサリン・レイシー(井上里 訳) 『ダ…
『ファンたちの市民社会』という本を読みました。これをきっかけに自分の趣味にたいするスタンスについて改めて考えてみたら、掘り下げるほどの深みのない自分の幼稚さが明らかに…… ファンたちの市民社会 あなたの「欲望」を深める10章 (河出新書) 作者:渡…
小説 『おいしいごはんが食べられますように』高瀬隼子 『犬のかたちをしているもの』高瀬隼子 『水たまりで息をする』高瀬楯 『誰でもない』ファン・ジョンウン(斎藤真理子 訳) 『天使の恥部』マヌエル・プイグ(安藤哲行 訳) 『海を照らす光』M・L・ス…
2022年の芥川賞受賞作。ということで読まれた方も多い作品かと思うのですが、読み終わってここまで「他の人の感想を知りたい!!」と思った作品はわたしの中では珍しいかも。というのは、職場×食という一見多くの人が共感できそうな題材であるにもかかわらず…
最近、読みやすい本とか短編集ばかり読んでしまう傾向にある気がする。chatGPTにわたしの好きな本の好みを教え、ブックリストを提案してもらったら、読んだことある本と架空の本のリストしか出てこなかった…。(chatGPT、長いリストを作ってもらうと途中から…
子どもを産むか否かの選択を考えさせられる作品だと聞いていたので、すでに産んでいる身としては何となく読むのがこわくて、何年も夏が来るたび後回しにしていた本。子どもを産む理由も産まない理由も、書いてることも書いてないことも含めていろんな角度か…
最近YouTubeで本紹介を見て読書したい気分を盛り上げることが多い。わたしもやってみたい〜と思って夏休み中に家で本棚紹介ごっこをしてみたら、自分のしゃべれなさと喋り方の気持ち悪さとでギャフン!となりました… 読んだ本 新書・ノンフィクション 『「ふ…
最近のようす 辛いものを食べまくっていたら久しぶりに痔になり、くるしんでおります。こうも暑いと辛いものが食べたくなるけど、みなさん刺激物の取りすぎには気をつけましょうね。 写真は新潮文庫買ったらもらえたしおり 最近のようす 小説 『割れたグラス…
最近のようす 6月下旬からこちら、仕事に追われてしまっている。夜な夜な在宅作業しながら「時短勤務とは……」と思い、夢の中でも仕事の課題のこと考えて朝起きた瞬間げっそりする。こういうときは読んだ本も中短編やエッセイが多くなりますな〜 それでもブロ…
傷と回復についての短編集。ハン・ガンという人は、ほんとうにずっと人間の内面がうける傷と痛みに向き合い、だからこそ見える光を書いている。並大抵の精神力ではないのではと読むたびに思う。 回復する人間 作者:ハン・ガン 白水社 Amazon 「明るくなる前…
表題作の「初子さん」は日常と仕事を繰り返していくことの話。一生懸命働きつづけて数年経ってしまい、さして儲かるわけでもなく、好きではじめた仕事でもいつのまにか暮らすことでせいいっぱい。初めてほめられたときの「あの時のうれしさはどこへ行ったの…
芥川賞候補作とのことで。 文學界 2025年6月号[雑誌] 文藝春秋 Amazon 同じ部屋の中で直接顔をつき合わせて話しても全然分かり合えない、むしろ鬱陶しささえ感じる他者と、もしかすると時間や空間を超える方が理解に至ろうとする努力が容易なのかもしれない…
今月はエッセイの比重多め。ずっと本読んでたいのに細切れしか時間がないよ…みたいなときに少しずつ読めるからありがたいです。今の仕事、昨年の11月ぐらいからずっと全力疾走で坂道を登りつづけてるみたいな感じで、まあ保たないので実際には所々で息は抜い…
ずいぶん前に『高慢と偏見』を読んだときにはそこまでピンとこなかったのですが、今回新訳『説得』はずいぶんはしゃぎながら読みました。 最初の方だけ、訳注がページの端で目に入るのが気になるのですが、序盤さえ乗り越えれば気にならなくなる。特に後半は…
4月は3冊。『半生の絆』と『週末カミング』はおもしろくてほぼ一気読み。逆に『別れを告げない』は時間がかかったけど、この本はゆっくり読めてよかったです。 読んだ本 『別れを告げない』ハン・ガン 『週末カミング』柴崎友香 『半生の絆』張愛玲 舞台 ミ…
月に2回、3歳児の坊やと図書館に行き、絵本を選んでいる。坊やは最近はすっかりオタクになって、放っておくと「のりもの」か「でんしゃ」が出てくる本ばかり選んでいる。近くの図書館では絵本とはいっても、ほとんどすべて背表紙を見せて並んでいる。坊やは…
3月の読んだ本、いろいろ書いてたら長くなってしまったので2つに分かれております。 小説 『春のこわいもの』川上未映子 『水曜生まれの子』イーユン・リー 『聖伝』シュテファン・ツヴァイク 新書 映画 ウィキッド ふたりの魔女 舞台 ミュージカル『SIX』…
3月の読んだ本、長くなってしまったので2つに分かれます。うーんやっぱりブログの形式として1冊ずつの記事にした方がいいのかな~ 『論理的思考とは何か』渡邉雅子 『脳の本質』乾敏郎 門脇加江子 『ユダヤ人の歴史』鶴見太郎 『論理的思考とは何か』渡邉雅…
今月のようす 1年以上前に買ったものの、むずかしく感じて積んでいた『世界文学をケアで読み解く』。最近目次をなにげなくめくったら、読み終わったばかりの『少年が来る』や『菜食主義者』が扱われていたので、読んでみたらめちゃくちゃおもしろく読めた。…
みなさんと同じようにわたしも、『レベッカ』からダフネ・デュ・モーリアの作品世界に惹かれるようになったひとりですが、著者の他の作品がなかなか手に入りにくかったのがずっともどかしかったのです。このたびは待ち望んでいた長編の新訳が出て本当にうれ…
今月は通読した本のほか、多和田葉子『言葉と歩く日記』をときどき読み返し。これは日記といっても本当の意味での日記ではなくて、多和田氏が言葉について日々観想したことを日記の形式で記しているエッセイ。とりとめのなくなりそうな思考が、とにかく「夕…
韓国フェミニズム小説が日本でブームといえるほどに受容されるようになり、わたしも何冊か読んでいるけど、その背景については詳しくない。でもたとえば、儒教文化が共通しているとか地理的にも人種的にも近いからみたいなことは、逆なのではないか、とこの…
電車に乗らなくなってから文庫にこだわらず単行本をえいやっと買えるようになってきたのですが、単行本の表紙って見た目から手ざわりまで素敵なものが多くて惚れ惚れしますよね~。装丁界隈にはイラストにも印刷にもくわしくはないのですが、たとえどんな内…