耳をすますナツメグ

だれもみてない、ほら、いまのうち

服のことで悩んでいるという日記

毎日暑かったり肌寒かったり。だがわたしは一日中家にいるので、窓を開けるのも閉めてすごすのも自由自在。もう毎日半袖だ。わたしのお気に入りのコットン100パーセントのTシャツたちは乾燥機にかけてしまってシワシワなので、夫のエアリズムTシャツを洗濯機から取り出して勝手に着ている。保育園の送りはわたしで、お迎えは夫なのだが、我々が日替わりで同じTシャツを着ていることに先生たちが気づいていないか?と夫は心配している。気づくわけがない。というか、気づかれたとしたら何?

3月にネットで買った服がいまさら届いた。楽天市場でクーポンを使うためにいろいろまとめて買ったら、そのうちの1着に5月発送の予約商品が混じっていたのだ。おかげでまとめて発送になってしまったらしい。3月に着たかった長袖の薄手ニットとか、もうぜんぜん気分じゃない。若干厚めのワンピースも。秋になってから着ようか、来年もまだ着るか悩んだけど、この買い物は失敗だったと認める。紐がほっそいわりに意外と歩きやすかったサンダルだけ手元に残して、他はメルカリに出してしまう。ぎりぎり今季のものだから、ほとんど定価で売れたことに驚いた。今まで何シーズンも前の服しか売ったことがなかったから。

この春に買ったもの。黒いリボンが後ろについた麦わらのキャップ、とにかく軽くてシュッとしたリュック、お花が爆発したみたいな形をしたアトリエカオルのピアス、ほっそい紐のサンダル、つぶつぶのボタンがついたデニムジャケット、3連セットのネックレス。

服がない。2020以前に毎日着ていたきれいめフェミニン的な服はどんどんお別れしていっている。クローゼットがスカスカだ。近所を歩いているとすれちがう、「特に気合が入っていて華やかとは言うわけではないのに洒脱な雰囲気をかもしだしている人」みたいになりたい。なりたいけど、そういう人になるためには「柄へのときめき」とか「ディティールへのこだわり」みたいなもの以前に、流行りのシルエットとか丈感とか、全体的な色合わせとかをきちんと考えなくてはいけない。うーむ。クローゼットが空っぽすぎて、何から手をつければいいのかわからない。夫のユニクロのTシャツに、買ったばかりのネックレスを着けてみたらちょっといいかんじになった。細いのに存在感があってかわいい新入りがきてくれた。ラフなTシャツに短いネックレスをつけているのってちょっと今っぽい気がする。

あ、そういえば、春に買った服飾品がまだあった。あこがれていたマリハのワンピース。今年は沖縄に行くことになったので、気合を入れて公式オンラインで予約してまで買ったのだ。ところが、沖縄行きは事情により中止となってしまった。ま、そのことは仕方ない。ただ旅行を予定していた次の週から阪急百貨店でカード会員のセールが始まり、マリハのワンピースも対象になっているのを見てしまった。「あーあ」という感情を禁じえない。割引率は10パーセント程度にしても……、いや、大きい。大きいよ10パーは。それにわたしが予約したときには出ていなかった柄のものも含め、選択肢豊富な中から試着した上で買えるのもいいよね。…………いや、ぐだぐだいっても仕方ない。どうしてもほしいなら今から阪急でもう1着買ってまたメルカリに出せばいいのだし。しかしこの安易にメルカリするという発想もなんだか罪悪感がなきにしもあらず。

でも、マリハのワンピースを着るのは本当にたのしみだな~。去年買ったアトリエカオルのシルバーのレースのバングルや、ほっそい紐のサンダルを合わせたい。このバングルというのは、物としては太めのシルバーのバングルなのに華奢な線を重ねたような透け感もあってとても素敵なのですよ。ブルーのワンピースなのできっとさわやかになるはず。都会におでかけするときなどはシンプルに華奢なゴールドのブレスレットに指輪などを重ね付けし、レザーのハンドバッグを持ってもよいかもしれない。無地のワンピースなので坊といっしょのときにリュックとスニーカーのスタイルでも違和感がなさそうだし、さっと家で洗えるところが何よりも気楽だ。

よかった。楽しい気持ちで着る服があった。

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