耳をすますナツメグ

だれもみてない、ほら、いまのうち

毎日つけているジュエリー、2023夏

あまり共感はされないかもしれないけど、汗ばんだ肌に金属のアクセサリーなどがぴとっとはりついている、あの感じがわたしはけっこう好きです。頑張ってお外に出て、イベントをこなしたんだねえ…という勲章みたいな気持ちになる。

汗がついたジュエリーって洗ったり拭いたりしないとなんかイヤという気持ちがわくので、夜な夜な拭いたりなどしていると、ものぐさなわたしでもあたかも「身につけるものを大切にしている人」みたいな気持ちになれる。その結果、自分を好きになれる度がちょっとアップする、というのもいいところですね。

ジュエリーと呼ばれるものにハマりはじめてから日が浅く、贅沢品だからたくさん持っているわけではないし、華やかな予定なんて全然ない、フル在宅勤務でせっせと働き、幼児を育てている単調な生活のわたし。それでも毎日キラキラを視界に入れるだけのためにつけているジュエリーがあります。

 

お気に入りのブレスレット

マリハの「時の砂」ブレスレット。数年前に購入したばかりのときは、付け外しが面倒であまり着用していなかったのだけれど、今年の夏はもはや外すことなく、左腕につけっぱなしにしているものです。

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子どもの時から砂時計ってどことなく好きだった。数字ではなく砂の量で時の流れを表現するのって、なんだか不思議で美しいアイデアですよね。

このマリハのコレクションは知ったときから「時の砂」というコンセプトに一目惚れでした。

ふとした瞬間、さらさらと砂が落ちるようにブレスレットのチェーンを移動する光の粒。こんなに細くてつけているのを忘れるくらいなのに、不規則に光を反射してきちんとキラキラしてくれて、とてもかわいい。

おなじシリーズでピアスやネックレスもあって同じように素敵なのだけれど、わたしは買う前からこれは絶対ブレスレットがいいな、と思っていて。

理由は腕時計と並べてつけたかったから。見た目とかではなく、時の砂とは機械の時計と同じように、時を感じさせるものだから……

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針が刻むのは浮世の時刻であり、ランダムに流れ落ちる砂粒を見つめる時間は、自分だけの時の世界なのである……

……何を言っているのかわからないと思うのですが、いいのです。こういうフェティシズムは、本人さえ満足していれば……

 

ところでこういうカットボールのブレスレット、eteにも18Kのものがあり、粒々の並びやカラーのバリエーションが色々あって選ぶのが楽しそう。

www.eteweb-shop.com

わたしは上述したように「時の砂」が流れ落ちるさまを楽しむというコンセプトを求めて購入に至ったので、eteを知っていてもやっぱりマリハのものを買ったと思うのですが。

eteのGrainも人気商品らしく、PRの方がされているYouTubeチャンネルには頻繁に登場するので、動画でいろいろなコーディネートをうっとりと眺めて勉強させていただいています。

↓こちらの方がDay3以降でされている、ゴールドとシルバーのGrainブレスレットの重ね付けがとてもかわいい〜〜

youtu.be

 

節目ジュエリー、その後

あと毎日つけているのは、ショーメのセデュクシオンちゃん。

sanasanagi.hatenablog.jp

なんか今思えばこれを買ったころのわたしはちょっとおかしかったというか、身の丈には合わないお買い物だったな〜〜と思います。

出産や引越しでおかしくなった金銭感覚×育休中×はじめての0歳育児×まだまだコロナ禍×産後の代わりはてた見た目 など諸々のストレスが重なって視野が狭くなっていたのでしょうね。

ただ、自分自身の身なりのために、別になくてもいいはずの装飾品にどれだけお金をかけるのか?何に、なんのためにかけるのか?ということを考えるきっかけではあったなあと。

とにかく、指輪は本当ーーーにかわいい!

中指、人差し指につけたときでそれぞれ印象が違うというのがいい。中指だとリボンを結んだ感があって指がきれいに見える気がするし、

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個人的には人差し指につけるのが好きです。人差し指につけると幅のあるリングの角の感じや鏡面仕上げのツヤの方が強調されて見え、少しカジュアルな印象になる(ような気がする)。

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この横から見たときの、リボンのきゅっとした結び目に続く曲線と立体感の表現がですね…もう…すばらし…うつくしい………造形美……この鏡面仕上げのツヤ、リボンの端の処理、そして中央のメレダイヤがこんなに小さいのに虹色に輝くさま…………ずっと見ていられる…………

 

思えば美術館へ行って彫刻などの立体作品を観る機会があったとしても、こんなふうに「間近で・毎日毎日・いろいろな角度で・細部にまでわたって」眺めつづけるという体験はなかなかするものではないですよね。装飾品としての役割も果たす、小さいアートをひとつ買ったのだという気持ちである。出かけない日でも家でひとりでつけているので、もはやインテリアでもある。(?)

 

そうそう、この種のモチーフリング全般にいえることですが、常に正面を向く側が決まっているので傷が目立ちにくい、ということも記しておきたい。指輪をつけているとき、動作による小傷がついていくのって大体てのひら側なので、リボンに見える側はほとんど傷がなくきれいな状態を保てる。

購入するときはそこまで考えなかったけど、むやみに毎日つけているわりには、つやつやのリボンのかわいさを長く楽しめているなあと思います。

 

kaoru Rose リング

ジュエリーっていいな〜と思いはじめたころに初めて何気なく覗いてから、kaoruというジュエリーブランドが好きで。華奢でありながらしっかり地金の存在感もあり、硬質な金属の輝きをしっかりとアピールしながらもどこか柔らかさのあるデザインがなんとも好き。

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このRoseというリングは、植物の蔓をモチーフにした有機的な形状でありながら、鏡面仕上げの硬質なツヤのある金属の輝きがツボです。やわらかい印象でもあり、でも棘がモチーフでもあるという毒も感じさせるデザイン。

切れ目があって輪がつながっていない部分はもしかすると実は裏面なのかもしれないのですが、わたしはこちらを手の甲側にして楽しむのも好きです。ちょうど蔓の先が上下に重なって、光を二重に反射したような輝き方。一本なのに二本のような光の量、華奢すぎず、太すぎず、着け心地もなめらかなので、どんな場面にも使いやすい。

単体でも存在感があるリングだけれど、いつか大きなカラーストーンの指輪を買う日がきたら重ねづけもしてみたい。でも今は手持ちの地金の指輪を愛でるのに夢中なので、まだまだ先のことになりそうだけれども……。頑張って働かなければ。

 

手元のジュエリーは自分のためにつける

毎日テレワークだし、だれに見せるわけでもないけれど、自分に気合いをいれるために指輪をして仕事をしています。

2023年の上半期は、仕事中にこんなかわいいジュエリーたちが励ましてくれたおかげか、社内で表彰されたり取引先のお客さんから評価していただいて、賞与の乗率もアップし、年度末の昇給申請への気持ちも高まり、「お守り」としてのジュエリーってほんとうに効果があるのかも…と思いはじめた。なんかうさんくさい広告みたいですが、一応本当の話です。

この夏の嬉しかった気持ちを忘れないために、ここはひとつ、前から欲しかった指輪を買いたいな〜と考えている今日このごろ……