ただの延長線が今

今週のお題「10年前の自分」

何気なくはてなブログのお題をチラ見したら無邪気な問いをなげかけられていたので、どうせわしのことやから10年前といっても大したことはしてないやろ~と思いつつも、何となく写真だの、evernoteに残ってる日記だのを見返してみてると、ちょうど2014年の1月に購入しウキウキと日記にしるしているボンメルスリーのドットのブラウスがいまだに毎年着用してるものだったから驚いた。このブラウス10年も着てるのか~。といってもさすがに当時みたいに短いキュロットとかとは合わせてなくて、最近は黒のジャンスカと合わせるとなんでも30代コーディネートっぽく見えるという発見をしており、もっぱらそういう着方。

f:id:sanasanagi:20250131231644j:image

画質の粗さが趣深い当時のスクリーンショット

そういえばちょうど10年ぐらい前に購読していたブログで、推定30代頃のキャリア女性が毎日のコーディネートを更新しているものがあり「このシャツは10年選手ですね~」と書かれていて衝撃だったのを未だに覚えている。そうか、30代にもなると10年同じ服を着続けてるのって割とあることなんですね?と時空を超えて当時のブログのお姉さんに話しかけたい。

続いて10年前の秋にロンドンへ旅行したときの写真を見返した。これまたいまだに毎年冬に愛用しているオレンジ色のカシミヤストールを巻きつけ、いきいきと写真にうつっていてほほえましかった。10月下旬で、日本はまだそこまで寒くないのにロンドンは冷え込み、念のため持っていった大判のカシミヤストールが大変に重宝したのだった。これは確か母が誕生日だかクリスマスにくれたものだったと思う。当時24歳の小娘にしてカシミヤの価値なんてよく分かってなかったし、仮にもし自分で買うとしてもあざやかなオレンジは選ばなかったであろう。たぶん無難にベージュとかにしていたはずだ。だけどわたしは冬用コートにアイボリーとか淡いグレー、一番暗くてもブラウンっぽい色を選びがちで、それも当時はそんな概念なかったと思うがイエベ春なので、顔周りに明るいオレンジを差すと明るく暖かそうなイメージになってなんとなくええ感じになるのであった。当時は「オレンジ!?」と思ったけど結局毎年手にとってしまう。冬にあたたかく便利なオレンジ。冷えをそこまで相手にしてない20代の娘を、見た目にも体感温度にしても少しでもあたたかくしてやりたいといった母の親心を今更ながらに感じる。

ところで普段はあまり見ないようにしているがこのブログの最古の記事もじつは10年前、2014年の日付なのだった。ここで勇気をもって読み返そうと思ったものの、クリックするためのマウスを持つ手に大量の汗があふれ、とても開いて読むことができない。いったいなにを書いているんだ。わからんけど絶対しょうもない気がする。と言ってしまうと今書いてるこの記事もしょうもないけど。過去の記事が恥ずかしければ、恥がはねかえって反響して返ってくる最近の記事も恥ずかしくなる。すみませんが皆さんもどうか見ないでくださいね。それにしても、10年前につけていた日記を見ても毎日服かコスメの欲しいもの、そしてそのための金銭のやりくりをどうするかばっかり書いてて、いったいどうして突然ブログなんか始める気になったのかさっぱり分からない。一体何を考えていたんだ。本気で忘れた。

10年前の1月に読んだ本リストを見ていたら『忘れないと誓ったぼくがいた』という本を読んでいる。なんだこれ。全然読んだ記憶がない。他にリストアップされてる本についてなら内容は忘れてても読んだことぐらいは覚えてるのに、この本に限ってはどんな本だったのかはおろか読んだかどうかすら忘れ、自分で記録した読書ログを見てもなお「あ~あれね!」とすらならないほど忘れ切っている。そんなふうなのによりによってこのタイトル。10年前の自分が送り込んできた皮肉なのか。ほんとうに過去の自分といったら他人だなあ。皆さんも10年前の記録が残っていたら見てみるとおもしろいかもしれませんね。