1回分しかチケット取らなかったのと大阪初日にしてたの、本当に後悔しました…(まだ客席に様子見の空気が漂っており)。それでもめちゃくちゃぶちあがり、観劇してしばらくはQUEENたちになりたすぎて目元ギラギラ肌つやぴか髪の毛もピンクとか緑にしたいし硬くて広がるミニスカ履いて踊りたかった。東京の来日版でSIXコスプレデーみたいなのあったけど気持ちわかる~。男たちの歴史の中で「ヘンリー八世の妻」というだけで語られ、ともすると曲解されスキャンダラスに面白半分にさえ扱われてきた六人の女たちを、現代のつよいギャルに生まれ変わらせライブするというコンセプトのめちゃくちゃ元気になるミュージカル。絶対定期的に再演してほしい。
音源は事前に聴いてたものの英語はよくわかってなかったので、日本語版だしセリフ理解できたら推しもできるかな? と思ってたけど本当に全員を好きになった。全員が個性バチバチで絶対「○○の妻」ってだけのポジションに収まってない人柄すぎる~。コンテストパートでは各々が自分のキャラ全開で輝きつつ、誰かのソロの背後で静かに踊ってたりコーラス入れてる感じのタイミングでも隙なくカッコよい。しかししいていうなら和希そらさんが好きになったかもしれない……誰かの背後でコーラス入れてる時のどこかの発声がすっごいかっこよくて最高な声だったんですよ…。あと群舞のときの立ち振る舞いとか後ろ姿でパッと立ったときの見せ方のうつくしさ…。
もちろんどのかたも各々キャリアの積み重ねの上での実力があったうえでのキャスティングでしかもバチッとキャラにハマった演技をしてるのが今回の日本版のSIXの評価が高かったゆえんだと思うのですが、しかしなかでもキャサリン・ハワードはアイドル出身の方がこの役をされてるというところにまた凄みがあるのでは。ぱっと見ブーリンとキャラかぶりしていそうで、実は一番SIXミュージカルのストーリー構成としては「転」になっているのがハワードだった。「やりたいこと…」という歌詞の意味、初めは彼女が生き延びる手段として身に着け内面化すらしてきた男たちへの扇情が、次第に内側に押し殺しつづけた彼女自身の欲するものへの切ない望みに変わっていって、そう思った瞬間にこちらまで苦しくなった。鈴木愛理さん、初めて見かけた方だったけど全部の瞬間がずっと可愛くて、少しずつ表情を変化させる彼女をみながら余計せつない。パンフレットにも書かれていたけれど、キャサリン・ハワードってまだ10代の少女だったんですよね。信じがたい。心底憤りを感じる。
曲というか歌い方や雰囲気が好みだったのはシーモアで、サラ・バレリス的な雰囲気を感じて好きでした。というかコンテストパートは一応WIVESがバチバチという設定なはずだがシーモアの「ハァ?」な歌も一応きくんやなみたいな、終盤の展開でキャサリン・パーに言われるまでもなく皆がお互いにリスペクトもう既にしちゃってる感が若干おもしろかった。シーモアは終盤で「シーモアが踊れてないとか?」って煽られ→そうじゃないって言われて安心、のリアクションもかわいかった。
CDきいてたときに一番これ舞台でどうなってしまうん!?と思ってたハウスオブホルバインがやっぱりめちゃくちゃ楽しくて、マッチングアプリみたいな演出も面白いし内心ノリノリではあったんだけど、梅芸のシアタードラマシティがハウスな空間になってると思うとなんかちょっと面白い…よね……千秋楽付近のこなれた雰囲気の中でその辺をもっと振り切って楽しみたかったです笑。離婚されてひとりで何不自由なく宮殿にひきこもって余生を送った彼女が結局自分の人生いちばん楽しんでるやろ~という史実の解釈は完全に一致なんだけど、それをセクシー路線で実現してるのがSIXの世界観じゃないとできないことすぎる。
