耳をすますナツメグ

だれもみてない、ほら、いまのうち

かばんの数を減らすこころみ(1)~やる気編~

のぞき見趣味

他人の持ち物を見るのが趣味なので、暇さえあれば他人のブログを検索してバッグの中身とか断捨離をしました報告などを見ては目を皿にしている。最近はバラエティ番組を見ていても他人の家を映す番組が増加している気がするので、他人の生活を覗くのがすきなのはみんな一緒だな、と思う。

ミニマリストを名乗るひとや目指しているひとのブログを読んでいると、自分の持っているあらゆるカテゴリの品物を最小限の数にとどめ、完璧に管理された生活を目指しているようだ。それは確かに理想的だ。何が入っているのかわからない引き出しがあったりすぐ使いたいものがクローゼットの奥深くに隠れていたりする生活にはもううんざりである。

ミニマリストにはなれない人間

しかしわたしはミニマリストでも悟りをひらいた仏教徒でもないので、物を不要とか不要じゃないとか考えはじめるとやがてすべてが不要になり、口から食物を飲み込んでお尻から出すだけの有機体であるところのわたし自身が無駄だという結論に簡単に行き着いてしまう。そんなのはいやだ。むだなものに囲まれて、むだなものに縋りついて生きていたい。

そんなたわごとを言っているせいで、わたしの部屋はごちゃついている。たとえば今はいくつかのバッグがクローゼットからはみだしている。好きな物なら別にたくさん持っていてもいい。使用頻度が低くても心から好きだと思えるものは持っていればよい。しかし収納からはみだしているこのバッグたちを、本当にわたしはたくさん持っていたいのだろうか? わたしの部屋のごちゃつきの最大の原因は本棚に詰めこまれた本だけど、これはしょっちゅう並び替えページをめくって慈しんでいるので手放したくないと胸をはって言える。でも、わたしにとってバッグはそういう存在ではない。わたしの愚かさのために役立たず扱いをしてしまうのは申し訳ないのだが、いくつかのバッグには別れを告げなくてはならない。

 

バッグ全部出し

以前、持っている靴を並べて写真を撮り、ひとつひとつに対してコメントを添えるブログを書いた。これをやると「自分が持っていたいと思っている靴」がわかるだけでなく、持っている靴への愛情の深さに自覚的になることができるのである。鞄は靴よりもかさばるしサイズがまちまちなので面倒なのだが、いつかは同じようにやってみたいと思っていた。

よって、いまからわたしが現在持っているバッグをひとつずつ見ていきたい。

まずバッグを全部出して数えてみたら23個もあった。家から出るために着替えるのも面倒くさがるようなおしゃれ<<<ぐうたらのくせに、明らかに多すぎる。そんなわけで全部で10個ぐらいに減らすのを目指すことにする。

なお、23個全部に一つずつコメントしたらすごく長くなったため次の記事へ続く。*1

 

 

sanasanagi.hatenablog.jp

 

*1:これを書いている途中でブログとは何なのか本当に何度もわからなくなってしまった。他人に読んでもらうために書くのがブログなのだとしたら、この記事は他人からすればまったくどうでもいい内容である。まあ、わたしのブログにはいつものことだが。だけど自分にとっては役に立つし、書いていて思い出がたくさんよみがえってきたので楽しかった。たぶん公開する必要は全然ないのだが、誰かに見てもらって別れるほうが気持ちがすっきりすると思うので、公開しておく。